文学フリマ東京38 大反省会

文学フリマで会いましょう

 #綾活の活動史に残るであろう「文学フリマ」への第1回出店。
 「最初は夏の札幌でやっていただいて、そのノウハウを東京でいかしたらいいんじゃないっすかね!」なんてのんきなことを考えていた時期もありました。まさか、初回が東京になるとは(笑)。
よく「右も左もわからない」って言うじゃないですか。まさにそれでした。

 私なんかほとんど手ブラで来てるのに、すいさんがテキパキとあれこれと準備してくれて、あっという間に素敵なブースになりました。こういうセンス、どこで得るもんなのでしょう?

 ちょっとこれ、控えめに言ってすごくありません?何度も言うようですけど、初出店ですよ???

 しかし、いくらブースの出来がよくても、立ち寄る人の数とは比例しないものです。小一時間経過しても訪れる人はゼロ。そんななか、すいさんが気づいてくれたんです。「これ、三浦綾子のファンってことが、ブースを一瞥しただけではわからないのでは?」と。そうか!それか!それに違いない!文学館の活動と切り離して考えていたあまり、切り離しずぎてしまったことに気がついたのです。

 二人で考え抜いたキャッチコピー「三浦綾子推し大集合」「『氷点』でおなじみ!三浦綾子!」を、すいさん直筆で追記したところ。「大集合」とか「〇〇でおなじみ」なんて表現、昭和時代によく見かけませんでしたか?なんとなく古臭い印象もあるんですけど、そこをあえてこの表現にしてみました(本当は二人とも必死で、そこまで考えていないw)。

 この策が完全に大当たりで、「昔、『塩狩峠』を読んでいました」「妻が『氷点』を読んでいました」なんて人が立ち止まってくれるようになりました。ある人に「好きな作品は?」って聞いたら『狭き迷路』って答えてくれまして、「ああ!なかなか通なチョイスですね!」なんて言ったんですけど、これは『広き迷路』の間違い。あの人はきっとワタシを試したんだ(涙)。

 そうこうしているうちに東京の重鎮、I女史が来訪されまして、いろいろとアドバイスをいただいたうえで、「別の出展者で『果て遠き丘』好きがいた!」なんていうコアな情報を仕入れていただきましたんで挨拶に行ったりとか、北海道新聞の方が「三浦綾子」という文字を目にして立ち寄ってくださったりとか、「Xで見かけて楽しみにしてきたんですよ!」とおっしゃってくれる人がいたりとか、あっという間に楽しい時間が過ぎていきました。

 次回以降の教訓としては「『三浦綾子』の文字を積極的に入れよう」「グッズよりも本(冊子)の需要が高い」「準備数は冊子30くらい、グッズが各10くらいでいいかも」「名刺を作ろう」ってなところでしょうか。実にいい時間を過ごさせていただきました。特にすいさんには感謝しても、しきれません。おイヤでなければ、文学フリマ東京39でもよろしくお願いします!

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