祖父母宅で見つけた『塩狩峠』『泥流地帯』

わたしが三浦作品と出会ったきっかけは、中学生の頃に祖父母宅で『塩狩峠』を見つけて読んだことです。

当時からドキュメンタリーものが好きだったので、同じく祖父母宅にあった『泥流地帯』もその次に読みました(続編の存在を知らず、『続泥流地帯』は未読でした)。

三浦綾子さん本人については、単なる「同郷の作家さん」という意識ぐらいしかなかったのですが、その後に叔父宅で見つけた『天北原野』も作家つながりで読みました(・ω・)

ただ、この3作は中学生のわたしには少し難しかったようで、後年になって読み返すまで、インパクトのあるシーン(たとえば『塩狩峠』の列車事故とか『泥流地帯』の泥流の場面など)はうっすら覚えていたものの、展開も結末もほとんど忘れてしまっていました(´ω`)

そして高校では『銃口』を読んで読書感想文を書き、『母』も読みました。

中高生だった当時、「記念文学館に行こう」と思ったものの、移動手段が限られていたことと、今ほど橋もなく文学館のある神楽地区へのアクセスがよくなかったため、結局行かずじまいでした。
当時はまだ光世さんがご健在で館長をおつとめになっていたので、あのとき行っておけばよかった…と激しく後悔しています…。

その後、わたしの中で三浦綾子が再浮上してきたのは2021年の秋、合唱曲「いいことありますように」の初演をぜひ旭川の合唱人で! というお話を受け、参加したことです。

コロナ禍の真っ只中で合唱活動は大きく制限されていたため、本番は前代未聞の無観客……。
しかもマスク着用で苦しいし、コロナへの不安でおっかなびっくりだった記憶があります。

でも……聴いていただいた方はおわかりかと思いますが、とってもいい曲ですよね……。
今でも涙ぐんでしまいます(;ω;)
この曲について語りたいことはたっくさんあるのですが、また別のときにします( ・`ω・´)笑

本番前の練習の際には、難波さんから三浦夫妻の信仰生活のお話をうかがって、夫妻の優しいお人柄に触れました。

そしてその後、2022年10月30日の「三浦綾子生誕100年記念 あたたかき日光コンサート」に向けて、「いいことありますように」の曲を含む合唱組曲ができるので、バーズ(旭川の一般合唱団「ヴォーカルアンサンブル Birds of a feather」の略称。こちらに所属しています)に初演をお願いしますというご依頼を受けました。
(※「あたたかき日光コンサート」においての初演動画を貼っています。どうぞお聴きください♪)

夏には楽譜ができあがって練習が始まったのですが、何も知らずにステージには乗れないなとなって、ここでやっと初めて三浦綾子記念文学館を訪れ、三浦綾子の生き様を知って感銘を受けたのでした。

合唱の練習の際には、難波さんに解説していただいたことも覚えています♩

練習の期間中、代表作『氷点』を読んでいなかったことに気づいて読んだのですが、めまぐるしい展開に魅せられて、あっ! という間に続編まで読み終わりました( ° ω ° )笑
他にも『母』を読み返し、『道ありき』『この土の器をも』『光あるうちに』も読みました!

コンサートを終えてからも三浦綾子熱はさめることなく、過去に読んだものを読み返したり、まだ読んでいないものを読み進めているところです!

また、道北在住で聖地巡礼(作中の舞台に赴くこと)がしやすいこともあって、足で稼ぐタイプの綾活をしています( ・`ω・´)笑
この様子は「#綾活」サイト内の「作品舞台の訪問記」にてご紹介する予定です!

のみならず、闘病中の綾子さんに光を与えたキリスト教とは何ぞや? という興味もわいて(『光あるうちに』で衝撃を受けました)、綾子さんの『旧約聖書入門』をかたわらに、教会でレクチャーもいただきながら、旧約聖書から読み進めているところです(。・ω・。)

以上が、「わたしと三浦綾子の出会い」です!
最後までお読みくださり、ありがとうございました(*^ ^*)

ゑむゑむ@バーズ

コメント

タイトルとURLをコピーしました