11/4(土)劇団BREATHミュージカル 第8回公演『Asahikawa…繋がりゆく魂』@旭川市民文化会館を観てきました!
わたしは旭川の一般合唱団「ヴォーカルアンサンブル『Birds of a feather』」(通称:バーズ)に所属しているのですが、同じくバーズに所属している友人が出演するということで、その縁で公演のことを知りました。
旭川を舞台にした劇で、三浦綾子さんも物語に関わってくるということで、三浦綾子ファンのメーリングリスト「綾活談話室」でも観覧を呼びかけ、とても楽しみにしていました(*^^*)
個人的に、演劇を観るのは初めてだったので、それも楽しみでした*
ポスターを読んで受けた印象だと、全編シリアスな感じで進んでいくのかなあ? と思いましたが、明るくファンタジックで、歌も踊りも映像もふんだんに取り入れられたすばらしい演出でした!
一番楽しみにしていた三浦(堀田)綾子パート。
廃娼運動を呼びかけたという内容は『石ころのうた』のエピソードからかな~とか、知里幸恵さんとの(間接的な)つながり等、史実が丁寧に拾い上げられてストーリーに組み込まれていて楽しめました!
特に、著作がたくさん映し出されたシーンの、
「あなた(綾子)のメッセージは時を超えて多くの人たちに希望を与える」
というのは、まさにそう!
わたしも、彼女のメッセージに励まされたうちの1人です。
感慨深くて、思わずうるっときてしまいました。
友人は宮沢トシ役でしたが、役になりきっていてびっくり!!!
みなさんそうですが、大勢のお客さんの前でビビらずに1人で歌えるというのだけでもすごい(゜ω゜)笑
終演後、ホールでお見送りしてくれた彼女に思わず「よかった! すごかったよ~!」と駆け寄ってしまいました笑
その後、彼女といろいろやりとりをする中で、役作りの一環として、友人が綾子役の女優さんに「あたたかき日光コンサート(三浦綾子生誕100周年記念事業)」のDVDを貸したということを聞きました!
(※コンサートにて、三浦綾子をモチーフにした合唱組曲「信仰、希望、愛 三浦綾子への頌歌」をバーズで初演させていただきました!)
もしかしたら、バーズの演奏がほんの少しでも役作りに貢献できたのかもしれない…とうれしく思うと同時に、役作りのためにさまざまな手段をとったり資料にあたったりするという大変さから、演者の方々の「絶対にいい舞台にしたい!」という真剣味や努力が伝わってきました。
パンフレットも拝読しましたが、演者の方々一人ひとりが「演劇ができることの喜び」をかみしめて舞台に臨んできたこと、なにより「演劇が大大だ~い好き!」という気持ちがひしひしと伝わってくる内容でした。
この数年間、舞台芸術の多くが新型コロナの煽りを受け、再開できても感染対策を優先するなどで満足に取り組めず、かなり苦しい状況にありました。
おそらく演劇もそうだったと思いますし、合唱もそうでした。
新型コロナという未曾有の災厄を経て、改めて実感した「舞台に立てることの喜び」。
その喜びを、舞台上でセリフを発している人はもちろん、発していない人も全身で爆発させているのが伝わってきました!
種類は違えど、同じくステージに立ったことがある経験から、僭越ながら申し上げると…
舞台上で目立った動きをしない合唱ですらそうなのですから、舞台を縦横無尽に駆け巡って全身で表現している演劇はドーパミンがすごそうだな~! と思ってしまいました笑
「く~! 楽しい! これだからやめられない!!」みたいな感覚が、きっとあるのではないかと…笑
それと、うまく言い表せるかわかりませんが、「同じ舞台に立っている人たちとのやりとり」といいますか…バーバルなものはもちろん、ノンバーバルなものもすべて含めたやりとり…後者はたとえばアイコンタクトだったり、お互いのパフォーマンスから察する何かだったり、それらを受けて自分はこうしようといったやりとりすべて(これらがうまくかみ合った状態を「阿吽の呼吸」と言うのでしょうか)を心から楽しんでいるようにも見えました。
演劇も合唱も、一人ではできないですよね。
同じ舞台に立つ仲間や支えてくれる人たちとともに乗り越えた、練習から本番に至るまでのすべての過程が、きっとかけがえのないものだったのだろうなと、舞台上で輝くみなさんの表情から拝察いたしました。
あとは、あんなに動き回っているのにセリフも歌も息が切れていないのは、めちゃめちゃ鍛えているからじゃないのかな~すごいな~とも思ったり笑
「どこ見てんの?」て感じですが…笑
初のミュージカル観劇でしたが、ただストーリーや演出に感動しただけでなく「やっぱり舞台芸術っていいよな~!」と改めて思いましたし、自分が合唱で舞台に立つときの表現や心構えなどにも大いに参考にさせていただきました!
劇団BREATHのみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました&おつかれさまでした!
ゑむゑむ@バーズ
コメント
本当によかったですよね。
旭川の歴史がしっかり詰まっていて、旭川市民でも旭川出身者でもないのに大満足でした。
綾子さん役の方に、ゑむゑむさんも出演されていたコンサートDVDがわたっていたんだとか。
なるほど、それであのような好演技になっていたわけですね!ワタシにはわかる!()
ああ〜、わたしは旭川出身だし、旭川にて旭川の舞台を見たのであまり特別感? がなかったのですが、旭川出身の方が東京で見たり、旭川出身でない方が見たりするとまた新鮮ですよね…!
あのコンサートでは綾館長の講話があったので、資料としてとても役に立ったと思います( ・`ω・´)b+°