旭川の和風旅館 扇松園さん(高砂台3丁目8-3)併設の、そば処 そば扇さんに行ってきました!
そば扇さんの公式サイトでもご紹介されているとおり、『果て遠き丘』の「ザラメ雪」の章で、扇松園さんのそばを頼むシーンがあります。(詳しくは後述します)
冷たいそばか温かいそばか…とっっっても迷いましたがざるとろろそばを注文!
のどごしつるつるの細くて白い麺、とってもおいしかったです♪
写真にはうつっていませんが、そば湯もついてきました! タレも最後までたっぷり堪能。
お店の中に「江丹別 新そば」という張り紙がありました。ちょうど新そばの時期なんですね。
デザートには、甘さひかえめの自家製あんこをふんだんに使用したあんみつ、クリームあんみつ、おしるこがあります♪
こちらもひじょ~~~に迷いましたが、作中で(そば扇さんのではないですが)おしるこを食べるシーンがあったので、今回はおしるこの気分でした* 次はあんみつを食べます…!
湯気はうまくうつりませんでしたが、ほこほこのあずきがおいしかった~(*´ω`*)
さて、おなかもふくれたところで、先述のシーンの説明をば。。。
橋宮容一の後妻・扶代の連れ子である章子が、このシーンの少し前にショッキングな出来事があって、長いこと家出してしまいました。
その後、橋宮家の親戚である整(ゑむゑむの推しです笑)が行きつけの仙台のおむすび屋で働く章子を見つけ、橋宮家に連れて戻ってきます。
それから、章子が気がかりな整は、足繁く橋宮家に通っていました。
この日も、お昼にちょうどそばを頼むタイミングで現れた整に、香也子(神楽岡マイさんの推しです!)が「うちに通う目当てはなんなの」とたずね、整が持ち前のひょうきんさで「扇松園のソバさ」とごまかす…というシーンです。
ここでそばを頼もうとしていたのは容一、扶代、章子、お手伝いの絹子です(香也子は整の声で起こされるまで部屋で寝ていました)。
この4人分として5つそばを頼もうとしますが、整が現れ「ソバは7つにしてほしいな」と言います。
あれ? 人数、合わなくないですか???
ここで現在のそば扇さんのメニューをみてみると「お土産そば(生そばタレ付き850円、ゆでてもらうと+50円)」というものがあります。
実際に食べているシーンはないので推測ですが、たとえば「天ぷらそば2つ、ざるそば1つ…」というような頼み方ではなく、そばの麺を5人前頼もうとしていたのではないかと思います。
そこに整の分を追加して7人前。
おそらく、男性2人は2人前ずつ、女性は1人前ずつ食べる計算でしょうか。
またこのシーンでは、果て丘ファンにはおなじみ? の迷言が飛び出ます。
そばを頼むとき、章子はそばをタレにつけるよりもマヨネーズソースで食べるのが好きなので、絹子に「マヨネーズソースはある?」とたずねるやりとりがあります。
そしてこのとき香也子はまだ部屋で寝ていたので、起こしてこようかという話になります。
しかし容一は、章子の家出の原因を作った上に、なお悪びれず周りの人たちの神経を逆なでする行為を繰り返す実子の香也子に対し腹を立てていたので、香也子を起こすことはせず「あいつには、砂利にマヨネーズでもかけて食わせたほうがいい」と言い放ちます。
通称「砂利マヨ」です。初めて読んだとき、笑っちゃいました。
(余談ですが、X上で活躍されている橋宮香也子さんのアイコンは砂利マヨ部分の原稿です笑)
それと個人的には、おそばとマヨネーズの組み合わせにまっっったくなじみがないので、読んでいて「えっ?」と思いました。笑
そば扇さんにはマヨネーズソースはありませんが笑、そば以外にも、そばを使った料理として揚げそばやそば寿司、そばがきなどたくさんのメニューが充実しています!
また、人気のお店なので時間と気持ちに余裕を持って行くことをオススメします(11時の開店から30分経たないうちに行きましたが、すでにお店は満席で、数組待っていたほどです…!)
みなさんもぜひ、そば扇さんのおいしいそばを食べてみてください! わたしもまた行きます♪
ゑむゑむ@バーズ
コメント
ゑむゑむさん
ズバリ、最高のレポートです!
「砂利マヨ発祥の地」という碑を扇松園さんにたてていただきたい、そんなことを思いつきました。そもそもお店の方は『果て遠き丘』をご存じなのでしょうかね?と思ったら、公式WEBサイトに果て丘のことが書かれていました(^^)
ここは文学館から歩いていけるようなところでもないので、私は行ったことがないんですよねぇ。このレポートを見て、どうしても食べたくなりました。文学館に出前してくれないかなぁ…(無理)。
あ、文学館で「果て丘そば」としてお蕎麦を出せばいいじゃん!章子推奨のマヨネーズソースで。これは人気が出るだろうなぁ……。ビッグビジネスの予感。
(途中より酷い妄想が入りましたことをお詫びいたします)
神楽岡マイ