9/30塩狩峠フットパス@和寒町 参加レポ

作品舞台の訪問記

9月30日(土)和寒町の塩狩峠で行われた「三浦文学でフットパス~塩狩峠から夫婦岩の道~」に参加してきました!
塩狩峠記念館から夫婦岩まで目指す、全長約4kmのフットパスです。

三浦綾子の『塩狩峠』についてはこちら(記念文学館HP)
塩狩峠記念館についてはこちら(和寒町HP) をご覧ください*

塩狩峠記念館に集合して、いざ出発!
まずは記念館そばの道を登っていき、国道40号線を上からまたぎます。

いつもは車で通る40号を上から見るのはとっても新鮮!

さわやかな秋晴れ!
気温は、今の時期にしては少し高めの20度くらいで、歩いているうちに汗ばんでくる、とても心地よい天候でした。

要所要所に熊よけの鐘(スタッフさんいわく「愛の鐘」)があり、『塩狩峠』のセリフが貼られています。
そして、愛の鐘に着くたびに、難波さんに解説をしていただきました!
三浦綾子作品全体からみた『塩狩峠』のもつ特色。登場人物の成長過程などなど…改めて読み直す際に大変参考になるお話ばかりでした!

主人公の永野信夫には長野政雄さんというモデルがいます。
クリスチャンであることと、終盤の列車事故のくだりはモデルどおりですが、信夫の生い立ちや出来事の詳細などは三浦綾子によって脚色されています。
特に、親友・吉川の妹であるふじ子との関係については、「病床のふじ子を見舞って励ます信夫、そして心惹かれ合い、結婚の約束を交わす二人」というところに、綾子さんと光世さんの姿が投影されています。
『塩狩峠』に限りませんが、緻密な取材と構成に基づき、モデルとなった人物の詳細を補完して物語を完成させるという、三浦綾子のストーリーテラーとしての才能が光ります。

夫婦岩まであと数百メートルのところから、本格的な山道に入ります。

ここはまだまだ歩きやすかったところ

最後に、傾斜の厳しい道(あくまで”遊歩道“だそうですが…)をぐいぐい登っていきます。
斜面には丸太が敷かれて階段状になっていましたが、少し地面がぬかるんでいて&苔も生えていて、すべらないように気をつけました。
このラストスパートがキツかったー!! 日頃の運動不足を痛感しました(;ω;)笑
(ぜいぜいいっていたので、写真をとる余裕はありませんでした笑)

自然ってすごい(語彙力ゼロ)

じゃん! ここがゴールの夫婦岩です!! 到着~!!

写真手前の男性は「俺はいつもここで一息つくんだ」と言って座っていました。リピーターさんなんですね! すごい。
頂上では、スタッフさんからミニトマトをいただきました。甘くておいしかった!

標高330mから望む景色です。
綾子さんも、自然のすばらしい風景を眺めては「こんな風景をおつくりになった神様はすごいなあ」と感嘆し思いを馳せていた、といろんな作品で書いています。
雄大な風景に、自然と頭が下がる思いでした。

遊歩道を下ったところで、バスに乗って、和寒駅近くの「食と観光情報案内所」に行きました!
食べ物や工芸品などが売っていましたが、わたしが買ったのはこちら!

宗谷本線の53の駅名(2021年当時)が書かれたかわいいバッグです*
以前見かけたことはありましたが、まさか売っているとは思わず、見つけて即買いしました笑
また、特産品のかぼちゃパンと塩かり・・・んとう(塩狩だけに)をおみやげにいただきました!

町民以外の参加者はバスで記念館まで戻ってきて、解散です。

おつかれさまでした!

難波さんと和寒町のスタッフのみなさまのおかげで、楽しいひとときを過ごすことができました*
この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

余談
旭川方面から国道40号沿いを走って和寒の町にさしかかるあたりに、「天塩の大地 氷点の舞」と書かれた大きな建物があります。

結構目立ちます。前々から気になっていました

調べてみると、こちらは「天塩の大地」という名前のカントリーエレベーターだそうです。
お米の乾燥・貯蔵・調整・出荷をすべてこの施設で行っているとか。
そして気になる「氷点の舞」は、和寒町で作っているブランド米の名前とのこと!
さきほどのトートバッグと氷点の舞は、和寒町ふるさと納税の返礼品としてゲットできるそうですよ~!

ゑむゑむ@バーズ

コメント

  1. mai.kaguraoka より:

    素晴らしい参加レポートでした。
    お土産も買えるんですねぇ。最高じゃないっすか!
    一番だと思ったのは、難波さんの写真ですかね。
    実にいい瞬間をとらえていていらっしゃいます。
    このまま、アクリススタンドにしても売れると思います(嘘です)。

    皆さん、出発地点の塩狩峠記念館までどうやって行く人が多いんですかね?
    公共交通使っていく人がいるんでしょうか?
    確か、国道40号のバス(道北バスでしたっけ?)って、この秋から減便になってしまったんですよねぇ。
    宗谷線はどうせたくさん走っていないんだから、「特急を塩狩駅に停めろ」とまでは言わないんで、せめて記念館がオープンしている時期の昼間だけでも、快速列車を停めてもらいたいものです。旭川駅で入館券付きの往復切符とか売ればいいのに…。
    なんか話が脱線してすみません。塩狩峠の話題なんだから、脱線しちゃまずいですね!
    (うまいこと言えたと余韻に浸っています)。

    • em.em_birds より:

      マイさん、コメントありがとうございます!
      難波さんアクスタ化の発想はなかったですwww 拡声器がまたいい味出してますよね笑

      このときの体感でいうと、塩狩峠記念碑のほうに(わたしを含めて)車が5台ほどあったような…
      一応、要項のほうにはイベント前後のJRの発車時刻(旭川・名寄方面どちらも)が明記してありましたが、乗ってきた方がどれほどいらしたかはわからないです…
      バスやJRの減便は道内あちこちでされていますが、やはり車での移動が多いからですね~。

      うまい! 座布団5枚(*・ω・*)笑

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